足部セミナー2017 @森ノ宮医療学園専門学校 第3回開催報告(全3回)

初の「足部連載セミナー2017」を終えました。

今回は、最終回(第3回)「インソールパッドによる足部アライメント調整」と題しまして、これまでの機能評価に沿ったインソールパッドを個人の靴の中敷きに作製しました。

後足部の誘導方向は、回内であったり回外であったり、第1列が背屈であったり底屈であったりと関節の誘導方向は、評価にて目処がつきます。

しかし、「インソールパッドの高さと位置」が明確でありません。

どこに貼付すればいいのか、高さはどうしたらいいのか、左右差はどうしたらいいのか・・・

多くの疑問がでてきます。

それらを解決するには、「実行」あるのみです。

「処方した結果、その変化を捉え、不足している動きを補う」しかありません。

したがって、「動きを診るチカラ」が重要となります。

運動学や機能解剖学など基礎を踏まえた上で、姿勢・動作にその基礎を落とし込み、仮説を立て、評価により検証し、結果を捉える。

単純な作業ではありますが、非常に奥が深いです。

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参加いただいた方に当セミナーのご感想をいただきましたので掲載させていただきます。

【理学療法士、女性】
今回、足部セミナー連載企画を受講させていただきました。セミナーは全3回あり、「足部・足関節の基礎」「足部・足関節の臨床的評価」「インソールパットによる足部アライメント調整」を学びました。
以前、私自身がインソールを作製していただき、その効果を実感していたのですが、足部・足関節について詳しく学んだことはありませんでした。
また、足部・足関節に対して苦手意識がありました。
今回このセミナーでは、インソールの目的や足部と姿勢制御、足部・足関節の機能など基礎からマーキングの方法、評価方法、インソールパットによる調整まで実技を交えながら丁寧に教えていただきました。
基礎から学ぶことで日々の臨床における評価の考え方の幅が広がったように思います。
姿勢をみることに対しても足部からの影響を視野に入れ、考えることでその後の介入も変わりました。
足部・足関節の評価は細かく、難しく感じることや戸惑うことも多いですが、今回学んだことを思い返しながら積み上げていくことで臨床の質を上げていきたいと思います。

【柔道整復師、男性】
元々、仕事でも靴の指導やインソールの作製にも携わっているのですが、今回、母校で足部の機能解剖と足部障害セミナーがあるということで、より新しい発見と知識・臨床につながる技術を求めて参加させて頂きました。
感想としては、基礎的な解剖から機能評価、臨床的なインソール作製まで、どれもとても勉強になりました。
日頃から、重要な部位とはわかっていても足部・足関節の機能性はとても複雑で、比較的簡潔に評価されやすい場所です。
その複雑な部分を、今回、段階的に分かりやすく講義してくださり、頭の中で理解・整理されました。
足部の運動・解剖を把握し、細やかに機能評価することで、より必要な箇所にアプローチした施術や処置が行え、1mmに満たないシート一枚で足だけでなく、全身の動作や姿勢に大きく影響をおよぼすこと。
足と向き合い、全身を評価していくことの奥の深さと可能性を改めて感じさせられた講義でした。

【パーソナルトレーナー、男性】
複雑であるが故に、難解なものとして敬遠しがちな「足部」についてシンプルに理解しやすく学ぶことが出来ました。
また、伊佐地先生の評価、処方はクライアントが感じる”感覚”を大切にされている点に感銘を受けました。
セミナーでは知識や技術だけではなく、クライアントや患者様にどのように接して評価から処方までを行なえばよいのかを学ぶことが出来ました。

【鍼灸師、男性】
全3回のセミナーを通じて、座学と実技のバランスが良く、座学で学んだことをすぐにその場で試して自分の中で定着させることが出来ました。
また、少人数ながら講師の伊佐地先生に加え、アシスタントの先生も入ってくださったことで実技中も気軽に質問をすることが出来ました。
そのお陰で疑問点をその場で解消し、分かったつもりにならずに最後までセミナーを受講することが出来ました。
足部の重要性・奥深さを改めて知るとともに、今の自分の治療に活かせるヒントを沢山得れた貴重な機会となりました。

【理学療法士、女性】
苦手意識のあったインソールにとっかかる機会を得ることができました。
講師や受講生と一緒に姿勢や動作を観察し、分析していく時間がとても充実しており、動きの診方や解釈を学ぶことができてよかったです。
早速、家族のインソールを作ってみて、臨床でも生かせるよう取り組んでいきたいと思います。

 

最後に、足部セミナーにご参加いただいた方、運営に関わっていただいた森ノ宮スポ研の皆様、アシスタントして協力いただいた先生方、

このような貴重な機会を与えていただき、心より感謝しております。

本当にありがとうございました。

 

 

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