2019年8月17日-18日の2日間を通じて、「足部セミナー」を開催しましたのでご報告いたします。
今回は、広い会場をお借りしての「20名」以上を対象としたセミナーとなりました。
関東や東海など遠方からもご参加いただき、とても活気のある2日間となりました。
2日間という長丁場でしたが、最後までお付き合いいただいた参加者の皆様、ありがとうございました。
簡単ではありますが、セミナーの内容についてご報告いたします。
また、参加者の皆様にご感想を頂きましたので、そちらも掲載させていただきます。
アイソウルワークス主催の足部セミナーは、理学療法士をはじめとする医療専門職やトレーナー・ヨガ・ピラティスなど運動指導専門職などを対象としています。
「足部」の基礎である運動学や機能解剖、感覚・神経系についての解説からスタートします。
多くの独自理論やテクニックが溢れる中、やはり本来抑えておくべく「医学的基礎知識」を重要視しています。
その中で、根拠があるとははっきり言えない内容もありますが、臨床では変化が出やすいことをある程度理論立てて解説をして、実際に実技でその変化を体感していただきます。
足部は高いエビデンスを得られにくい部位であり、わずかな介入で簡単に変化してしまう部位でもあります。
だからこそ、万人に同じ介入をしたとしても同じ結果になるとは限りません。
そこに「足部における臨床の面白み」があるのだと感じています。
その「面白み」は裏を返すと、「難しさ」しかありません。
難しさの一番の理由は、「観察力」であると思います。
どれだけ「姿勢と動作の観察力・分析力」があるかがポイントとなってきます。
足部の基礎を知ったのち、姿勢アライメントの評価と足部アライメントの関連を解釈し、動作へとつなげていく作業を実際に行います。
その結果、今ある足部アライメントの意味が明確となります。
では、その足部アライメントを変化させると動作はどう変わるのか。
しっかりと推察をした上で介入する場合とそうでない場合では、動作の変化の解釈が難しいかもしれません。
ただ、最初はそれでいいと思いますので、何度も考えながらその変化をまずは観察できる能力を養うことが重要です。
私も実際に介入してみて、まったく異なる結果がでることがあり、困惑しますがそこからが勝負です。
なんとかクライアント様の悩みを解決できるよう最善を尽くすために取り組むしかありません。
足部への介入は主にテーピングやパッドを使用します。
簡易パッドによるインソールの作製において深く学びたい方は、
「入谷式足底板・導入編セミナー」
の受講をおススメします。
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導入編といえども、とても奥深い内容です。
全国各地で開催されていますので探してみてください。
大阪では毎年開催しています。
また、テーピングやパッドによる評価と本格的なインソールを作製してみたい方は、
「入谷式足底板・基礎セミナー」から受講していただくととても勉強になると思いますのでおススメです。
テーピングでもパッドでも、足部からの介入として面白みがあるのは「足部からの運動連鎖」を介した全身の変化が認められることです。また、床反力と感覚器を利用した変化も見て取ることができます。
「こんな薄いパッドで、こんなに違いを感じるんですね」
クライアント様はよくこうおっしゃいます。
裸足で足裏にパッドを貼るだけで、一切の努力なく、歩行中の痛みが軽減する。
インソールの可能性はとてつもなく奥深く、その可能性は未知数です。
今回もその体験を参加された皆様はできたのではないでしょうか。
足部の面白みと重要性、そしてその難しさを感じてもらえたら幸いです。
今後もこのようなセミナーを定期的に開催していきます。
私の中でも考え方や理論立てが変化してしますので、内容もブラッシュアップしていきます。
基礎は変わりませんが、評価方法や介入方法は「より効果的かつ簡便なもの」へと成長させていきたいです。
興味のある方は、是非ご参加いただき、意見交換もできればと思っております。
今回参加された方も数年後、またのご参加をお待ちしております。
【参加された皆様からのご感想】
最後に、素晴らしい会場を提供いただいた酒井医療様、そして当日対応いただいた担当者様、アシスタントとしてお手伝いいただいたスタッフの皆様、心より御礼申し上げます。
2日間、ありがとうございました。
アイソウルワークス
伊佐地 弘基
追伸
次回、12月8日(日)に、「各論」をテーマにした足部セミナーを開催予定です。
詳細は後日アップしますので、興味のある方はご予定の調整お願いいたします。