野球選手であれば、必ず取り組んでほしい「肩トレーニング」。
パフォーマンスアップのためには「怪我の予防」が最重要。
肩肘の怪我を予防するため、いいボールを投げるためのトレーニングを紹介します。
肩のトレーニングは、体幹や肩甲帯のトレーニングを終えた後に行いましょう。
投げる動作は、体幹→肩甲帯→上肢へと連動する動きがあってはじめて効率的な動作となります。
やはり「根本」が大切です。
怪我をしないためにも、「体の軸」をしっかり作ってから肩のトレーニングへと移行しましょう。
“ No training , No win , No smile ”
①Plank tube ER ex.
プランク姿勢をとることで体幹と肩甲帯を使い、その上で肩関節外旋筋群のトレーニングを行います。
チューブは弱めのもので大丈夫です。
高校生であれば、20回×3セットできるようになりましょう。
②Diagonal back raise
対角線上にある上肢と下肢を同時に持ち上げます。
肩甲骨からしっかりと上肢を持ち上げることが重要です。
肩というより肩甲帯のトレーニングになります。
はじめは重りなしでいいので、段階的に500g~1kgの範囲で負荷をかけましょう。
高校生は、1kgの負荷で、20回×3セット。
③Over head ER ex.
肘を耳の高さくらいまで挙げ、手を頭の上にくるようにセットします。
肘だけをなるべく天井方向に持ち上げ、固定したとこから、重りを持った手を肘よりさらに高く天井に向けて持ち上げます。
肘が下がらないようキープし続け、肩甲骨・肩後面の筋力を鍛えます。
高校生は、20回×3セット。
④3rd wipping ER.ex
上肢をまっすぐ伸ばし、床と平行にし、肘を直角に曲げます。
肘の位置を固定した状態で、重りを床から天井に向かって持ち上げ、床スレスレまで下し、更に持ち上げる運動を繰り返えします。
高校生は、20回×3セット。
【最後に…】
これらのトレーニングだけでなく、投球を行った後は、必ずストレッチを行いましょう。
疲労をため込んでの練習やトレーニングは怪我の元です。
ストレッチも「コンディショニング」として有用なので、しっかり行いましょう。