外部講師活動報告2017(上半期)

2017年4月に当店を開設し、半年以上が経ちました。

その期間に、店舗でのクライアント様へのサービスだけではなく、施設や教育現場への講習依頼をいただき、活動してきました。

これらは本当に有難いことで、受講者や参加者の皆様に自身の考えや知識・技術をお伝えできる貴重な時間です。

プレゼン資料を作る際も、改めて勉強し直すことは勿論のこと、根拠となる知識の整理にもつながり、自身の力量も再確認できます。

この外部での講師活動の目的は、参加者に少しでも新たな知識や技術を習得していただき、「臨床に還元いただく」ことです。
また、指導者や保護者の皆様に必要な知識を覚えていただき、「子供たちの成長に活かす」ことです。

患者様や対象者が悩んでおられるのであればその悩みを少しでも解決できるような内容を提供したいと想います。
まだまだまだまだ不十分ですが、私なりに精いっぱい今の考えを自分なりに表現してきたつもりです。

それでは、各活動における報告と感想をまとめましたので、よろしければご一読ください。

 

【i-soul works主催ハンズオンセミナー「インソール作製のための評価と処方」】

理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、トレーナー、学生を対象にインソール処方に必要な機能評価とパッドの処方方法について開催しました。

→詳細報告はこちら(←)をクリック!!

 

【K病院講習会「足部・足関節の基礎と機能評価」】 ※京都府

個人的なつながりでご依頼をいただき、病院リハビリテーション科スタッフを対象に講習会を開催しました。

若い先生方が多く、足部・足関節への介入に対する興味と積極性を感じました。

「足部を診る」ことは必要ですがルーチンでないことが多いです。

少しでも日常のリハビリテーションに足部から介入するという引き出しを増やしていただければと思います。

実技が盛り上がりすぎて内容をすべてご紹介できなかったので、また次回の開催を期待しております。

 

【M病院講習会「足部・足関節の理学療法」】 ※大阪府、全2日

関東の先生からのご依頼で開催となった講習会で、10名程度の理学療法士を対象に3時間×2日間で、基礎、評価、インソールパッドの処方までを行いました。

少人数であったこともあり、参加された皆様としっかりコミュニケーションをとりながら進めることができました。

テーピングやパッドの処方による変化を確認しつつ、足部機能の重要性を感じていただけたと思います。

 

【森之宮医療学園専門学校スポーツ医研主催「足部連載セミナー」】 ※全3日

以前よりお世話になっている専門学校の先生にご協力いただき、3時間×3回のセミナーを開催しました。

30名近くの多くの職種の方にご参加いただき、①足部の基礎、②足部の機能評価、③インソールの処方(未開催)について、実技をふんだんに盛り込んだ内容となりました。

積極的な方々が多く、とても刺激のあるセミナーとなりました。

時間的にも余裕があり、参加者の皆様とディスカッションしながら進めることができました。

第1回と第2回の詳細報告はこちらをクリック!!

→ 「第1回」 「第2回」

 

【和歌山県理学療法士会主催「高校野球メディカルサポート講習会」】

和歌山県の理学療法士協会が運営されている和歌山県高校野球メディカルサポートに参加する理学療法士対象の講習会に講師として参加させていただきました。

これまで甲子園メディカルサポートとU18侍JAPAN帯同トレーナーとしての経験をお話させていただきました。

また、事例検討を含めた野球選手に対するテーピングの実技練習も行われ、見学という立場で参加させていただきましたが、とても「熱い想い」を感じました。

甲子園大会へつながる地方大会は選手とってチームにとって非常に重要で、そこで怪我をする訳にはいきませんし、怪我をしていたとしてもテーピングなどで処置することで全力でプレーできるようサポートします。

選手にとっては「今」が大切ですが、「将来」もあるため、障害予防に努めることは我々理学療法士やトレーナーなどの職種にとって非常に重要であり、日本の野球をはじめとするスポーツ全般のサポート体制を更に整えていく必要があると感じました。

とてもいい刺激になり勉強になりました。

 

【某理学療法士養成校(専門学校)特別講義「足部・足関節と理学療法」】 ※大阪府、全2日

理学療法士養成校より足部に関する講義依頼があり、担当させていただきました。

対象は1年生から3年生でスポーツリハビリに興味のある学生さんでした。

これまで学生さん対象の講義はあまり経験がなく、1年生に関しては医学の道に入ったばかりで医学用語すらよくわからないレベルだったと思います。

その中で、少しでも「足部の重要性」「足部の面白み」を伝えたかったので、噛み砕いて噛み砕いて説明を行いました。

ただ、「体験して脳で感じること」が最も大切であるため、テーピングやインソールパッドによる実技を行い、前後での動きの変化を見て、感じるよう促しました。

やはり、実技への食いつきはよく、質問もあり、積極性を感じました。

少しでも「足部」が人の身体を診る上で重要であることが伝わり、今後の勉学や実習、臨床へとつなげていってもらえたらと思います。

 

【某中学校進路学習講座「スポーツトレーナー」】 ※大阪府

中学生を対象に話をすることは初めてでした。

中学2年生を対象に進路学習講座として7職種の専門家が集まる中、私は「トレーナー」としてお声かけいただきました。

将来の進路について中学校で学ぶということは私のときは考えられなかったですが、自分が何を感じて、今の進路を選んで、どう過ごしたことで、今に至ったのか、そして今の想いについて紹介させていただきました。

参加希望者は40名近くおり、また事前に質問事項もたくさんいただきました。

自分の身体の事、怪我の事、疲労回復について、靴の選定について、トレーニングやケアについてなど多くの興味をもっており、親御さんや教員の先生方の教育が変わってきているのだと感じました。

私も中学生の時、野球で肘を壊しとても悩んだ時期がありました。
現代の中学生も少なからず怪我を我慢して練習をし、試合に出てと繰り返している子もいるようです。
ただ、それは将来を考えると本当にいいことなのか、その判断がベストなのか、それを的確に指導、助言できる指導者(親御さんや教員)が必要であると思いますし、それを学ぶことが重要です。
子供の素直な訴えを聞き、それに対してしっかりと向かい合う必要性を強く感じました。

最後に「世のため人のため」という古い言葉を伝えました。

人が働くのは自分や誰かのためであって、それが小さな仕事であっても必ず「社会貢献」につながっていることを忘れないでほしいと思います。

多くの人が様々な仕事を、努力して精一杯行うことで社会や生活が成り立っていて、「誰かの役に立つこと」が必ずあるため、「社会(学校生活)の中で自分がどうありたいか、どうあるべきか」を考えながら、これからの学生生活を過ごしてほしいと伝えました。

難しいとは思いますが、今の子たちならこれらの言葉を吸収してくれるだろうと思います。

本当に貴重な経験でした。

 

【i-soul works主催「入谷式足底板・導入編セミナー」】 ※大阪府

当店で扱っているインソールの作製技法は、「入谷式足底板」です。

そのスキルを学びたいと思っている理学療法士をはじめとする専門家は非常に多いです。

しかし、入谷式の公式セミナーである基礎セミナー、中級セミナー、上級セミナーは、受講待ちが数年となっています。

そのため、基礎セミナーへつながる「導入編セミナー」の開催が全国各地で開催されることになり、ここ大阪でも開催する運びとなりました。

導入編とは言えども、内容は非常に濃く、入谷式の考え方やコンセプトを学ぶには十分過ぎる内容となっています。
特に、機能評価が重要になってきますが、その評価方法からインソールを作製するためのパッドの処方方法など時間がどれだけあっても足りないくらいの内容でした。

参加者からは、「難しかったけど面白かった」「わかりやすく説明してくれたので理解しやすかった」と前向きな意見を多く頂きました。
参加いただいた方が関わる対象者の皆様が、この入谷式で笑顔が溢れるよう臨床に還元していただくことを切に願います。

これからも入谷式を正しく拡げていけるよう取り組みを続けていきたいと思います。

 

【某ジュニアサッカークラブ勉強会「パフォーマンスと足部」】 ※京都府

ジュニアサッカークラブで指導者をされている方よりご依頼をいただきまして、選手およびその保護者の皆様を対象とした勉強会を開催いたしました。

「足部機能」が「パフォーマンスアップや障害予防」とどのようにリンクしていて、どうしたら怪我を予防できるか。

このつながりについては、理論的根拠は不十分です。ただ、臨床や現場では非常に重要であり、怪我のリスクが減り、怪我を早期に改善させ、パフォーマンスアップにつながるとこは間違いありません。
「怪我をしないこと」が「選手やチームを強くすること」につながり、どの指導者でも考えていることだと思います。

中々、現場で個別指導することは難しいかと思いますが、個別指導をしていくことが求められる時代になってくる、なってきていると思います。
個々の機能、パフォーマンスに合った練習を取り組むことで更なる能力アップにつながります。
ただ、チームとしての全体の底上げとして、選手全員が怪我をしない身体機能を作ることを推し進めることも必要です。

このジュニア世代が日本のスポーツシーンの将来を担うはずです。

この世代が誤った指導や助言で、将来を棒に振ることは個人の問題だけなく、社会の中における大問題となります。
我々専門家が科学的に正しいと言われる基礎知識をもち、これまでの経験で得られたスキルをしっかり提供することが子供たちの明るい未来につながるはずです。

私は、「足部」からその役割を担う専門家として多くの子供たちの力になりたいと思っています

インソールがメガネやコンタクトレンズと同じくらい「当たり前」になる時代を夢見て、コツコツ進んでいこうと思います。

今回の勉強会が子供たちだけでなく、特に保護者の方に伝わっていたら嬉しい限りです。

このような活動をこれからも進めていきたいです。

ご依頼お待ちしています。

 

 

 

*上半期報告は以上です。ご依頼・ご相談等お待ちしております。

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