「中敷き=ベース」の重要性
インソール作製においてもそうですが、シューズ選びにおいてこの「中敷き(ベース)」の機能および形状はとても重要です。
最近のスニーカーやランニングシューズ、革靴などもインソールが入っている場合が多いですが、その機能は多岐にわたります。
素材、形状、硬さ、耐久性、衝撃吸収性、通気性などなど気にすべきことはさまざまです。
特に、形状においては靴との関係性が非常に重要であり、靴の形状に合っていないもの(勿体ない)もあります。
その中で、中敷き自体の凹凸形状があるかないか、そこが重要です。
元々、購入したシューズの中に入っている中敷きに凹凸がついていた場合、自分の足・身体に合っているのかを判断せねばなりません。
試し履きにて歩いてみたら、
「歩きやすい」「足裏が刺激されて気持ちいい」「アーチが支えられている気がする」
など、「いい感触」があれば、まずは及第点です。
しかし、わずかな時間での感覚ではあるので、長距離歩く場合や長時間立つ場合、どのような反応が起こるか・・・
これは、経験してみないとわからないと思います。
もしかすると、中敷きではなく、靴の機能そのものの問題があるのかもしれません。
デザイン重視でどうしても「履きたい靴」があった場合、その機能を上げるため、歩きにくさを改善するためには「中敷き(インソール)」を変える。
という選択をまずはしてみてください。
劇的ではないかもしれませんが、もしかするといい方向に変化する可能性があります。
でも、人は最大“10”変化するところを、“3”変化しただけで、「おーよくなった!」と感じます。
それでもいいのですが、まだまだ伸びしろがありますし、徐々にまた不具合が生じてきやすいです。
どこを満足とするかは個々によってその価値観は異なります。
特に、身体に問題がある場合、パフォーマンスに納得していない場合、やはり「より機能的で効果のあるもの」を選択すべきと考えます。
中敷き(インソール)の既製品は、100円均一店からスポーツ用品店まで幅広く、そして多彩なものが販売されています。
その中からひとつ自分に合うものを選びなさいというのは非常に難しいです。
間違ってしまった場合、経済的、時間的、精神的にダメージを受けます。
インソール選びは本当に難しいです。
当店は、中敷きであるインソールを「オーダーメイド」で作製しています。
ランニングシューズからサッカー・野球のスパイク、ウォーキングシューズ、トレッキングシューズ、スケート靴、足袋、ハイヒール、パンプス、ローファー、スニーカー、革靴などなど中敷きの入っている靴(中敷きのはがせる靴)のインソールを作製できます。
当店の中敷き(ベース)の作製方法は動画をご覧ください。
この動画はあくまでもベース作製ですので、オーダーメイドインソール作製の一部となります。
ベースですので凹凸はなく真っ平らですが、靴の形状に合わせて踵骨(かかと)を包み込むように設計しています。
ですので、実はこのベースだけでも履いた感じの心地は変化します。
フィット感が高まると足部から良い感覚入力が入り、脳に伝達され、筋肉もリラックスできます。
やはり靴を選ぶ際は、靴選びのポイントもありますが、中敷きであるインソールの素材や形状も自分に合っているのかを考える必要があります。
当店のインソール作製のポイントである「アーチパッドの研磨」について後日動画でアップしていきます。