プロのアメリカンフットボール選手にインソールを作製しています。
インソールの作製におけるポイントは、
「各選手の症状、機能、その問題点」
によって異なります。
どなたのインソール作製においても同じなのですが、まずは身体アライメントである「姿勢」とそれを基盤とした「動き方」が重要です。
その「動き」を捉えないで効果的なインソールを作製することは困難です。
痛みや違和感があれば、その局所に発生している「ストレス」が何であるのかを「評価」した上で作製しなければ症状は軽減されません。
アメフトをはじめ、コンタクトスポーツは多くのアクシデントが起こりやすく、単独での怪我より、相手とのアクシデントによる怪我が根本的な要因であることが多く、その根本要因が完治していないことで別の部位がそこをかばい、代償することで過度なストレスが加わり、違和感や痛みへとつながることがよくあります。
痛みの根本要因がどこの機能低下によって起こってきているのか、そこを探ることでインソールの形状が決まり、また機能改善の必要な部位も明確となります。
インソールだけで100点をとることは難しい場合もあります。
だからこそ、機能評価をしっかり行うことで問題点を明確にし、柔軟性や筋機能への介入の必要性も提示することが重要と考えています。
コンタクトスポーツのように身体にかかる負荷が強ければ強いほど、身体のコンディションと動きのクオリティは高めておかなければならないと考えます。