アキレス腱の痛みとインソール処方(朝日新聞掲載クライアント様)

先日、朝日新聞の記者の方にインソールを作製させていただき、夕刊(9月27日)にも掲載いただきました。

そこで、新聞にありました立位姿勢だけではなく、歩行におけるアキレス腱や膝関節へのストレスなども含めて改めて解説をさせていただきます。
※ホームページへの掲載を承認いただき感謝致します。

【主訴】

□ 朝一番のアキレス腱部分の痛み
※左側、外側

□ ダッシュ時に左膝前面の痛み出現

□ ダッシュ・ジョギング時のアキレス腱部に痛み出現

 

【裸足歩行】 ※動画

 

【メカニカルストレス要因と問題点の仮説】

1、左立脚後期から右の踵接地に向けて右側への墜落様の動きが著明

→左から右側へ急激に身体重心が移動する。そのため、それを制動するために左アキレス腱外側部に過度な緊張と伸張ストレスが加わっている!?

2、左後足部の回内モーションが増大

→足部内側に荷重が変位しやすく、足部の剛性が低下するため筋活動への依存が高まってしまう!?
→対側骨盤の下制や体幹の同側への側屈がみられ、体幹や股関節の支持性が低下している!?

3、左側足関節の背屈運動が減少

→そのため、足部の回内運動で代償している!?
→そのため、股関節の外旋(膝が外に屈曲する)による蹴り出しとなっている!?

4、脚長差の存在

→右下肢が左下肢より「0.5~1.0㎝短縮」しているため、その脚長に合わそうと左下肢の膝屈曲・足関節背屈で代償している!?
→右への墜落様の動きの要因!?

上記を整理し、まとめた上でインソールを作製しました。

 

【インソール歩行】 ※動画

 

【インソール処方内容とそれによる変化】

1、脚長差の補正 

 : 右かかと部分に1.5mm補高

→右への墜落様の動きは減少 ※軽度残存している

2、左後足部の回外誘導  

 : 距骨下関節回外誘導にて過度な回内モーションを制動

→左立脚期での骨盤・体幹の正中化

3、左足関節背屈運動の促通  

 : 踵骨前方レベルのパッド

→距骨の後方誘導に伴う背屈運動を促通することで右下肢への急激な身体重心移動を調整

4、歩行スピード・ストライド向上

→足部が左右差の少ない機能的なアライメントになった場合、重心移動がリズムよくスムーズになる

 

【ポイント】

今回のポイントは、「脚長差」と「代償運動」です。

脚延長している左下肢の「足関節背屈位」と「膝関節屈曲位」で代償し続けた結果が「アキレス腱と膝前面の痛み」であると考えました。

姿勢や動作の中に必ず「痛みの要因」が隠されており、そこに改善のヒントがひそんでいます。

局所に対するアプローチも大切ですが、このようなオーバーユースによる痛みは「姿勢・動作のパターンや特徴」を掴むことで「良い結果」をえられるのではないでしょうか。

とても勉強になりました。ありがとうございました。

【姿勢の変化のまとめ図】

 

【↓↓↓過去の掲載分もご覧ください↓↓↓】

● http://isoulworks.com/2017/09/04/latthighpainrunner/

● http://isoulworks.com/2017/08/24/achillespaininsole/

● http://isoulworks.com/2017/08/05/kneepainbodycareselfcare/

● http://isoulworks.com/2017/09/21/heelplantarpaininsole/

 

 

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