下駄&足袋へのインソール作製

先日、とあるセラピストから「下駄が痛くて踊れません!足袋も履くんですがインソールって作れます!?」
正直、断ろうと思いましたが、絶好のチャンスと切り替え、引き受けることにしました。
少し前に地下足袋用のインソールが市販されていることも知っていたので、まずはトライをさせてもらいました。
勿論、初めての「足袋ソール」作製でしたがしっかりとしたものを作製したかったので、準備をした上で当日を迎えました。

まず、下駄での踊りが「足関節底屈位の強制」であることに驚きました。

そのため、鼻緒が第Ⅰ趾と第Ⅱ趾の間にこれでもかと食い込んできて痛みが生じるようでした。
ハイヒールであれば、踵に荷重を促すことで膝が伸び、良い姿勢になり、歩容も美しくなります。
ただ、下駄では踵荷重ができず、ほぼ前足部+鼻緒に荷重を預けるしかありません(拷問!?)。

そこで、「痛みを出さないためのメカニカルストレスの要因を改善する」方向で検討しました。

ポイントは、
「足関節底屈位でも前足部への荷重を軽減させる」
です。
それにはいろいろな方法があります。
・アライメント調整による身体重心の後方化
・足趾の把持力向上のための後足部アライメント調整
・足背部、足趾と鼻緒の接触部位調整
・他
それらを組み合わせてインソールの作製を行いました。

結果・・・
見事に痛みがでないところまで調整ができました。
ただ、30分程度の時間を踊るようなので持ちこたえてくれるかどうかが未確認部分でしたので後日報告いただくことに。

まずは、痛みがでなくなったことに満足ですが、長時間の耐久性については更なる工夫が必要かもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA