広島県福山市の「サハスララヨガスタジオ」様よりご依頼いただき、講習会を担当させていただきました。
参加いただいた皆様は、ヨガのインストラクターとして、またはそれを目指して、身体についてを学んでおられる方々でした。
「足」は、医療従事者でも特に難しい分野であると私は感じます。
その「足」がどのような機能を有し、ヒトの身体を診る上でどのように理解をしておかないといけないのか、基礎的な知識を中心に、座学と実技を織り交ぜてわかりやすく解説するよう努めました。
「足」を理解することは容易なことではなく、少しずつ深まってくるものであり、多くの足とその全身機能との関係性を見極めていくことが必要です。
「足」は2足直立歩行を行うヒトにとって、唯一地面に接する器官です。
その「足」がどのように機能しているのか、それは個々の身体機能によって大きく異なります。
まずは、「足とは何か」を知ることが大切です。
今回は、「足」の運動学や機能解剖、それを踏まえての骨・関節・筋群の触診を中心に実技を含めて解説しました。
そして、足が面白いのは、「感覚器」としての機能が非常に重要であることです。
触れると体幹機能が弱くなったり、強くなったり・・・
足底から得られる感覚入力を介して、その他の部位の機能が変化することを体験してもらいました。
「土踏まず」は、荷重していい部位なのか、そうでないのか…これらの想像が明確になったりします。
運動学的なものだけでなく、感覚器としての側面も診ていく必要があります。
まだまだ、未知数の足部ですが、これまでの経験を活かして、更に足部機能について突き詰めていくと同時に、アウトプットを行い、自己の考えや経験をまとめていけたらと思っています。
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次回は、「身体アライメント評価と歩行分析」と題して登壇させていただきます。
【セミナー概要】
クライアントの身体機能評価なくして適切かつ効果的な介入は困難であり、治療およびエクササイズプログラムの立案も曖昧なものになってしまう。身体機能評価において、まず欠かせないものとして身体の基盤となっている「骨・関節アライメント評価」であり、局所だけでなく全身性にその静的アライメントと動的アライメントを捉え、関連付けて考えていく必要がある。特に動作時痛がある場合、静的アライメントと歩行動作の観察と分析は重要であり、そこに効果的な介入のヒントを見出すことができる。
今回は、全身の身体アライメント評価をはじめ、足部アライメントがどう関連しているのか、それを踏まえて歩行動作の観察と分析を行います。また、足部にテーピングやパッドの介入を行うことでその変化を解釈していく流れを解説します。
●2024年4月7日(日)、10:00~17:00
●@サハスララヨガスタジオ
代表 理学療法士
伊佐地 弘基