足部セミナー2017 @森ノ宮医療学園専門学校 第1回開催報告(全3回)

先日、上記足部セミナー(全3回の第1回)を開催しました。
全3回の連載企画で、今回は「足部・足関節の基礎」ということで、足部に関する運動学、機能解剖学、運動連鎖をキーワードに講義および実技をさせていただきました。
理学療法士から柔道整復師、鍼灸師、トレーナー、整体師、学生など他職種の皆様にご参加いただきました。
足部・足関節の押さえておきたい基礎知識、足部の触診とマーキング、運動連鎖、静的評価(後足部)を行いました。

やはり、まずは解剖学と運動学を理解する必要があります。
特に、後足部の踵骨、距骨、下腿骨(脛骨・腓骨)が重要で、それらが成す距骨下関節と距腿関節肢位が姿勢・動作に非常に関連性が高く、運動連鎖のキーポイントとなっています。これら肢位が下腿骨-大腿骨-骨盤―脊柱-上肢帯や頭部へと連動し、影響を及ぼします。
後足部が左右差として相対的に回内位または回外位であるのか、それによって側方への重心移動や回旋運動に左右差を認めます。ほとんどの方に左右差があり、基本的な身体的な特徴として押さえておくことが必要です。この左右差がある時点で、ヒトの動きの左右差が生まれます。そう考えると、この左右差を確認せずに姿勢観察や動作観察、動きの指導など本当の意味で十分とは言えないと思います。
一歩、踏み込むことで足部の影響が強かったことに気づくことも多々あると思います。

基本である足部の身体的特徴を「静的アライメント評価」にて確認し、立位や立位での体幹回旋運動にてその影響を診ていきます。
下腿の捻転、LHA、踵骨傾斜角など姿勢と大きく関連する項目は最低限確認しておくと姿勢との関連が見出しやすくなります。
   
後足部肢位からの上行性運動連鎖を把握して姿勢を診ていくことが、繰り返しかかるメカニカルストレスの要因を突き止める手掛かりとなります。
立位での体幹回旋や側方重心移動、ステップ位での体幹回旋運動、歩行動作観察へと進めていき、特徴的な動きとそれに関連する違和感や疼痛を分析していくことがメカニカルストレスの改善の糸口になることは間違いありません。
このような流れで評価を行い、足部からの影響がどこまであるのかを明確にしていくことで対象者の身体の理解を更に深めることができ、トレーニングや治療への介入に一工夫加えることができるのではないでしょうか。

次回は、「静的評価の復習から動的評価」へと進み、「テーピング」による足部評価も行います。
ここで、対象者の身体運動が機能的かつ効率的に動くための、足部アライメントを決定していきます。
また、立位だけではなく、歩行動作の観察・分析へも入っていきますので、参加される方は是非とも第1回の復習をしていただき、第2回から参加される方は足部の基礎知識についてしっかりと理解した上でご参加いただきますようお願い致します。

以下、第2回と第3回の開催時期です。
有り難いことに現状で定員に達したということで、ひとまず申し込みは終了とさせていただきます。
ご応募いただいた皆様、本当にありがとうございました。
もし、どうしても参加したいという方は、私伊佐地まで個人的にご相談いただければと思います。

●第2回 9⽉16⽇(⼟)18:00〜21:00
足部・足関節の臨床的評価法〜静的・動的評価とテーピング〜
●第3回 11⽉25⽇(⼟)18:00〜21:00
インソールパッドによる足部アライメント調整

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