あしべん特別企画「体幹の理学療法」開催報告

「あしべん」という足部について学ぶ勉強会を毎年(2か月に1回)開催しています。

若手の理学療法士や足部からの治療介入に興味のある体に携わる専門職の皆様を対象にしており、今年で19年目を迎えています。

今回、我々あしべんスタッフの恩師である先生より「体幹の理学療法」に関する参考書の執筆依頼をいただき、それが無事に発刊されたこともあり、その内容について実技を含め、講習会を開催しました。

私は午後の部で登壇し、「非特異性腰痛に対峙する」と題して、足部からの運動連鎖アプローチや胸郭の機能評価とアプローチに着目してご紹介させていただきました。

最近、臨床の中でつくづく思うことがあります。

それは、「体幹機能の重要性」です。

特に胸郭の形状や可動性、呼吸機能は下部体幹の安定性に関与しており、動作を行う上で非常に重要であり、ここの機能異常があることで腰部だけでなく、股関節、膝関節、足部と問題が起こることがとても多く感じます。

今回はその重要性についてお話し、具体的な機能評価からアプローチ内容までを実技を通じてご紹介しました。

勿論、身体の土台となる足部からの考え方も重要であり、どこの部分の機能不全が腰痛に影響しているかを見極めることが重要です。

その力学的ストレスの要因を解明し、改善することで腰痛は軽快するはずです。

 

「一筋縄ではいかない」

 

のが臨床であり、どれだけ姿勢や動作を観察し分析できる能力があるのか、動きの中で起きている力学的ストレスがなんであるのかを推察し、その場で変化を出すことが求められます。

スキルを高めるために必要なこと・・・

すべては、「臨床に取り組む姿勢、責任感、危機感」を持ち、学ぶことに貪欲になることです。

 

「考え方は日に日に変わっていくもの」

 

間違っていてもいいので、今の自分の考えをまとめ、アウトプットすることは自分の成長につながると確信しています。

初心を忘れることなく今後も精進し、多くの方へ還元できるようアウトプットを続けていこうと思います。

参加いただいた皆様、あしべんスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

アイソウルワークス

伊佐地 弘基

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